小6算数 場合を順序よく整理して【実践事例】東北町立甲地小学校 宮古 雄大

小6算数 場合を順序よく整理して【実践事例】東北町立甲地小学校 宮古 雄大


基本情報
授業担当者宮古 雄大
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校6年 / 算数
単元場合を順序よく整理して
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〈実践の概要〉
ロイロノートを使い,選んだ組み合わせの図を移動しやすくすることで,子どもの自由な発想を促した。 ロイロノートに4種類のアイスクリームの図を1枚だけ送信し,必要な分は子どもがコピーして増やしていくことで,進んで思考できるようにした。ロイロノートを使い,選んだアイスクリームを並びかえて整理しやすくすることで,選ばない1種類を視覚的にとらえやすくし,選ばなかったものが斜めに並ぶことに気付かせるようにした。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
ICTを活用することで子どもが逆思考に気付くことができた。
ICTを使用することで思考の幅が広がることが分かった。図の入れ替えが簡単で,いろいろな気付きができるし,間違いを消さなくてもよい。
ロイロノートでは,意図的に一枚ずつしか配らなかった。プリントで準備すると配られた枚数で何通りか引っ張られてしまう。ひとりひとりが自分で必要な枚数コピーして使えるようにしたことで,自由に考えることができた。
選んだ図を切ったり貼ったり作業しなくてもよい。並べ替えが容易にできる。教師が1つ作れば,全員に配布できて準備が簡単である。

〈実践の目標〉
ロイロノートを使い,選んだ組み合わせの図を移動しやすくすることで,自由な発想で考えることができる。
ロイロノートに4種類のアイスクリームの図を1枚だけ送信し,必要な分は子どもがコピーして増やしていくことで,進んで思考することができる。
ロイロノートを使い,選んだアイスクリームを並びかえて整理しやすくすることで,選ばない1  種類を視覚的にとらえやすくし,選ばなかったものが斜めに並ぶことに気付くことができる。

〈授業写真〉

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〈場面1〉4種類のアイスクリームの図を見て,課題をもつ
4種類のアイスクリームの図を電子黒板上に提示した。前時までは1個ずつ動かせる物を使ったが,本時では動かせないものを使った。選んだ物に○をつけさせると選ばなかった物が斜めに並ぶので,視覚的にイメージすることができた。そのことから,4種類から3種類選ぶことは,買わない1種類を選ぶことと同じだということに気付くことができた。

〈場面2〉何通りあるか求める
ロイロノートに4種類のアイスクリームの図を1枚だけ送信した。選んだ組み合わせの図を移動させやすいようにロイロノート上で行った。ロイロノート上で,4種類のアイスクリームが並んだ図に○をつけていかせた。選ばないものに×をつける考え方も認め,自由に自分で考えさせることができた。

〈場面3〉結果を共有する
バラバラに並べたものを先に扱い,分かりにくさを共有させた。少しずつ発言を区切っていき,みんなで考えをつないでいった。組み合わせを整理した図とバラバラの図のものを比較させ,整理した場合に何がよいのかを話し合わせた。きれいに並べ,表や図をかいて組み合わせを考えることの重要さに気付くことができたので,これからの学習につなげていきたい。イメージしていたよりも子どもの発言がたくさんあった。配布した図を並べていくうちに,買わないものを1つだけ選ぶという方法に,自然に気付くことができた。

〈場面4〉表を見て気がついたことを話し合う
選ばなかった1種類のアイスクリームがあることに気付かせた。「選ばない1種類」に気付き始めたら,その選び方が4通りであることを確認し,答えが同じになったことで,考え方が同じであることを浸透させた。低位の子達は,前時までの既習事項(線でつなぐ)を使ったが,共有化した時に,おちがある→調べにくい→困ったね。他にない?と考えていくことができた。本時で学習したことを次の時間に生かすことができた。

〈場面5〉わかったことをまとめる
選ばないものを選ぶという点に着目して,組み合わせが何通りあるかを説明することができた。可視化して考えをまとめられてよかった。

〈場面6〉練習問題を解く
学習したことをもとに,5種類のアイスクリームから4種類を選ばせた。選ばないものに×をつけて具体的に考えることができた。

〈授業写真〉
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