小4 総合 障がい理解教育 心のバリアを解消しよう!【実践事例】(高槻市立安岡寺小学校)

小4 総合 障がい理解教育 心のバリアを解消しよう!【実践事例】(高槻市立安岡寺小学校)


基本情報
授業担当者岩城 宇紀
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校4年 / 総合的な学習の時間
単元障がい理解教育
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〈実践の概要〉
国土交通省が発行している「こころと社会のバリアフリーハンドブック」を中心に情報や資料を集め、ロイロノートのシンキングツールを使って分類したり、カードにまとめて発表したりする活動を行いました。まず初めにバリアフリーに関する基本的な知識や理解を深めるところから始めました。そして、身の回りにあるバリアフリー設備やシンボルマークについてまとめました。さらにそこから見えてくる課題について考え、課題解決のために自分ができることをバリアフリー行動宣言にしました。最後に学習のまとめをして参観日に発表しました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
操作が直観的で使いやすく、細かな操作説明が必要ない。子どもたちが課題解決に取り組むと同時に、自分たちで試行錯誤しながら操作方法も身に着けることができる。
シンキングツールを使って集めた情報を整理、分類することが個人やグループで容易にでき、そこから自分の考えをまとめることができる。
集約や共有、配布機能が便利で、必要な情報を子ども同士で共有することや子どもの進捗状況の確認がしやすい。

〈実践の目標〉
バリアフリーに関する基本的な理解を深める。
資料から必要な情報を集め、分類やまとめを行い、そこから自分の考えを深める。
タブレットを使って協働しながら学びを深める。



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〈場面1〉身の回りにあるバリアについて考える
バリアフリーの“バリア”とは何かについて理解した後、身の回りにあるバリアをウェッビングカードに一人ひとり書き出しました。提出箱に提出してお互いに共有しながら自分のウェッビングカードに付け足していきました。そして、どのようなバリアがあるか全員でまとめました。

〈場面2〉身の回りにあるバリアを分類する
ウェッビングカードに書いた身の回りのバリアを一つひとつカードに書き出しました。4種類のバリアがあることを理解した後、書き出したカードをXチャートに分類しました。書き出すカードの数が少なかったり、書き出す時間が足りなかったりした場合はお互いにカードを送り合いました。

〈場面3〉身の回りにあるバリアフリーやシンボルマークを調べる
4つのバリアに分類して多くのバリアが身の回りにあることを理解した後、実際に今あるバリアフリーについて調べました。「こころと社会のバリアフリーハンドブック」の資料を中心にクラゲチャートにまとめました。また、バリアフリーに関係するシンボルマークについても同じようにクラゲチャートにまとめました。まとめた後、調べたバリアフリーがどの種類のバリアに関係するものかを考えました。そして課題の多いバリアがどこなのかについて考えました。

〈場面4〉現在の課題からより住みやすい環境とは何か考える
課題の多いバリアについて共有した後、それらのバリアをフリーにしていくための取組にはどのようなものがあるかを考えました。そしてキャンディーチャートにまとめました。なぜその取組が必要なのか、それができるとどのような変化が起こるのかを考えてみました。

〈場面5〉よりよい環境づくりのためにできることを考える
キャンディーチャートにまとめた取組の中から一つ選び、その取組を実現するために自分ができることについて考えました。ピラミッドチャートを使って、ピラミッドの一番上により住みやすい環境(取組)を入れ、真ん中にそれを実現するために解決しなければいけない課題を書き込みました。最後にピラミッドの一番下に、課題を解決するために自分自身がまず何ができるかを書き込みました。それをバリアフリー行動宣言としてカードにまとめ直しました。

〈場面6〉学習のまとめをして発表する
グループに分かれて今回の学習をスライドにしました。カードにこれまでの学習を簡単にまとめていき、バリアフリー行動宣言で締めくくりました。出来上がったカードをつなぎ合わせてスライドを完成させました。学年末の保護者参観でスライドを見せながら発表しました。

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