小6 社会 明治の新しい国づくりについて ~多角的に捉える学習~【実践事例】(世田谷区立烏山小学校)

小6 社会 明治の新しい国づくりについて ~多角的に捉える学習~【実践事例】(世田谷区立烏山小学校)


基本情報
授業担当者長坂 光一郎
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科小学校6年 / 社会
単元明治の国づくりを進めた人々
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〈実践の概要〉
江戸から明治にかけて起こった出来事について「誰がどのようにして新しい世の中の仕組みを整えたのだろう。」という学習問題を設定し、調べるべきことを学習計画に立て調べ活動を行った。計画では、①江戸幕府が終わった理由②当時の人々の生活の様子の変化③政治体制はどのように変わっていったのか④外国との関わりはどのようになっているのか。といって4点で調べることを確認した。調べる過程では、教科書や資料集だけでなく、NHK for schoolや資料集の動画などの資料をロイロノートを活用し、自分で選択して学習を行った。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
資料を自分で選択して調べることができる。
資料を焦点化して読み取ることができる。
考えたことを共有することで学びを広げたり深めたりできる。

〈実践の目標〉
明治維新を機に欧米の文化を取り入れつつ近代化を進めたことを理解できるようにする。
黒船の来航、廃藩置県や四民平等などの改革、文明開化などについて調べ、この頃の政治の仕組みや世の中の様子を考え、表現する。
学習問題を主体的に追究・解決し、人物の働き、代表的な文化遺産などの関心を高める。

〈授業写真〉

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〈場面1〉江戸と明治の政治の様子や学びの様子を比較し、学習問題をつくる
まず、当時の政治の様子の変化を捉えられるように「五箇条の御誓文」と「大日本帝国憲法の発布」のイラストを比較する。次に「寺子屋の様子」と「明治時代の小学校の様子」の2つの資料を、前の単元とつなげながら比較し、「学校」という身近なものの変化を捉え学習問題をつくる。

〈場面2〉明治維新が起こった理由を探る~ペリー来航、江戸城無血開城~
「なぜ、江戸幕府が終わったのだろう。」という子ども達の問いを生かして、明治維新側の人々(大久保利通や木戸孝允等)と幕府側(徳川慶喜や勝海舟)の人物像をロイロノートで分類したあと、「ペリーが来航して江戸幕府はどうなったのだろう。」「江戸幕府が終わるまでにどのようなことがあったのだろう。」という2つの問いを解決していった。

〈場面3〉大久保利通の業績を調べる~岩倉使節団~
岩倉使節団の活動の様子や海外で見てきたものを画面配信を活用して全員で確認する。「世界を見てきた人たち(大久保利通)は日本に戻ってからどのようなことをしたのだろう。」という問いをもち、ロイロノートを活用して動画を見たり、教科書や資料集、学習漫画など、様々な資料を活用したりして調べた。

〈場面4〉人々の生活の様子や文化の変化について調べる~文明開化~
場面1の学校の様子や「政治が変われば、人々の暮らしの様子も変わる。」という児童の反応から「明治時代の人々の生活は、どのように変わったのだろう。」と問いをもった。福沢諭吉の「学問のすゝめ」や西洋の文化が流行ったこと、身分制度が改められたことなどを調べた。

〈場面5〉政府に批判をもつ人々の活動について調べる~自由民権運動~
西南戦争を経て、武力から言論へと変化していった様子を捉えた上で「政府に不満をもつ人々は、どのようなことをしていくのだろう。」という問いをもち、自由民権運動について調べ活動を行った。NHK for schoolの動画を活用しながら国会開設への期待が高まったことを調べた。

〈場面6〉大日本帝国憲法の発布と国会開設~単元のまとめ含む~
大日本帝国憲法の発布や国会開設について調べた後、単元のまとめを行った。人物の業績を中心に、調べたことをノートやロイロノートでまとめていく。ノートでまとめた子どもは写真を撮り、ロイロノートでまとめた子どもは完成したものを提出箱にいれ、考えたことを共有し、話し合うためのツールとして活用し、明治の新しい国づくりを進めた人々に対する理解を深めていった。

〈授業写真〉