中1 理科 その他 自由研究【実践事例】(大手前丸亀中学・高等学校 )

中1 理科 その他 自由研究【実践事例】(大手前丸亀中学・高等学校 )


基本情報
授業担当者奥山 進治
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学校1年生 / 理科
単元その他
hr
〈実践の概要〉
入学後すぐに休校となったが、休校中はロイロノートを使ってオンライン授業を行った。6月の学校再開後は、実験の予想・仮説を立て、実験で確認し結果と考察を行う仮説実験授業を行った。今回はこの仮説実験授業を個人で行えるよう夏季休業期間を活かして自由研究を課した。1学期の間にテーマを考え、提出し、実行可能か判断し、準備物を考え、夏季休業期間中に実験を各家庭で行った。実験に対する質問はロイロノートで行い夏季休業期間も対応した。また、タイトル・目的・準備物・予想・結果・考察をまとめロイロノートに提出し、生徒発表機能を用いて各クラスで発表・質疑応答を行った。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
紙媒体での配布・回収に比べるとロイロノートでの配信は素早く行うことができ、余った時間を生徒が思考する時間に使うことができ効率的である。
全生徒が一斉に考え意見を発表するため、生徒が挙手をして発表していた従来の授業に比べてボトムアップが可能となる。
生徒の表現が文章のみでなく、絵文字や実際に絵を書いて説明するなどバリエーションが増え、表現豊かになる。

〈実践の目標〉
日常の中から疑問を見つけ出し、解決する姿勢を身につける。
生徒自身が実験を組み立てることができる。
発表を通して相互に意見を交換しながら科学的知見を身につける。

〈授業写真〉


hr
〈場面1〉自由研究カード
実験の内容(タイトル・目的・予想・準備物・方法・結果・考察)をカードにして用意し生徒に配信する。配布確認後、配信機能を用い電子黒板と生徒個人所有のChromebookで説明を行う。

〈場面2〉テーマ・疑問
日常生活で疑問に思うことを書き出しテーマを決める。どのように実験したら問題を解決できるかをクラスメイトと話し合いをしたり、インターネットで調べたりして実験の想像をふくらませる。提出箱にテーマを提出しどのような課題があるかをクラス全員で共有をした。

〈場面3〉準備物
インターネットを用いて準備物等を調べ、実行可能か判断した。テーマを複数用意しておき、準備物の都合で実験のテーマを変更することも可能とした。同時に保護者の観察下で行う必要がある実験についてはそれぞれ指導した。

〈場面4〉実験
夏季休業期間に実験を行いカードにタイトル・目的・準備物・予想・結果・考察・感想をまとめてロイロノートに提出することを課題とした。予想→実験→結果・考察の流れを構築することで科学的な見方や分析の仕方を身につけた。実験の様子や結果については各々が考え、動画や絵・シンキングツールなど、クラスメイトにどう伝えれば良いか考えながら作成していた。

〈場面5〉発表・質疑応答
夏季休業後に各クラスで生徒発表を行った。発表では生徒発表機能を用い個人のChromebookで見られる状態にし、同時に電子黒板に投影し発表した。質疑応答は活発に行われ、他の生徒の意見をとり入れて、追実験を行う生徒もいた。

〈授業写真〉
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