中1 理科 水溶液の性質 理科実験におけるロイロノートの活用例【実践事例】(北陸学園 北陸中学校)

中1 理科 水溶液の性質 理科実験におけるロイロノートの活用例【実践事例】(北陸学園 北陸中学校)


基本情報
授業担当者野坂 敬二
ICT環境1人1台タブレット
学年 / 教科中学1年生 理科
単元水溶液の性質
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〈実践の概要〉
今までの理科の実験では、授業の最初に黒板に書いた実験方法をノートに写させるところから始まり、それから実験をしていたので、実験の時間がどうしても短くなっていました。そこで、事前に実験の方法を動画で撮影しておき、それをロイロノートで配信するという方法にしました。それにより、実験時間を確保できるようになり、さらに実験方法の再確認も動画を見直すことで簡単にできるようになり、教員の負担も軽減しました。

〈ロイロノート・スクール導入の効果・メリット〉
十分な実験時間の確保ができます。
実験中に教員への質問が殺到することがなくなり、負担が軽減されます。
実験の映像が残るので、何度も見返して復習することができます。

〈実践の目標〉
生徒が自分たちで実験方法を確認しながら実験を進めることができる。

教員が実験方法を撮影した動画          動画を見ながら実験をする生徒

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〈場面1〉実験動画作成
実験当日までに、教員による実験の方法を説明する動画を撮影します。他の教員に撮影してもらったり、タブレットを固定して撮影したりします。私はあえて音声は無い動画を作製しました。これは授業中に映像を見せながら教員が説明できるようにするためです。

〈場面2〉実験準備
動画が完成したら、いつでも配信できるようにしておき、実験道具の準備をします。

〈場面3〉実験内容の説明
実験当日、まずは撮影した動画を配信し、その動画を見せながら教員の言葉で実験方法を説明します。また、このとき動画と併せて言葉で実験内容を説明したスライドや、実験結果をまとめるためのスライドも配信します。

〈場面4〉実験開始
説明が終了次第、実験開始です。あらかじめ用意した実験道具を使って生徒たちが実験を進めていきます。途中で実験の方法がわからなくなり、教員に質問する生徒もいますが、まずは「さっきの動画をよく見なさい」と声をかけます。それでもわからない場合はアドバイスを行います。ほとんどの生徒が自分たちで解決して実験を進めていました。

〈場面5〉実験結果を提出
実験動画と一緒に配信した実験結果を記入するスライドに結果を記入させ、ロイロノートの提出箱に提出させます。写真などを撮影して、結果のスライドに添付して提出する生徒もいました。

〈場面6〉実験結果の共有、そして考察へ
全員の実験結果が提出されたら、それをプロジェクターで黒板に映し、結果を共有します。1人1人の結果を見ながら、この実験結果から考えられることを考察していきます。

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