高2 国語 更級日記 継母との別れ 【授業案】私立桐蔭学園高校 菱山隆晶

高2 国語 更級日記 継母との別れ 【授業案】私立桐蔭学園高校 菱山隆晶

基本情報
学年 / 教科:高2 国語
単元:更級日記
指導要領:仮名散文の表現性とともに心の表現としての日記文学を読み味わう。
教科書:筑摩書房 古典B古文編改訂版
授業者:菱山隆晶(桐蔭学園高校)

単元の一部

解説動画


作成者からのアピールポイント
和歌は一から必ずしも作り出すものではなく古歌の表現を援用して作られる和歌もあること、その際には古歌のどんな表現、内容を使ったのかを考えなくてはならないこともそれとなく理解させたいと思います。

ロイロノート・スクールのnoteデータ

hr

【展開1】作者の和歌を考える
・作者の和歌は本文中のどの箇所をふまえて作歌されているかを考察。
・和歌と本文の共通する表現の対応箇所をキャンディーチャートでまとめ、物に託して自分の思いを読むという和歌の一つの表現をあらためて理解させる。

【展開2】継母の和歌を考える
・返歌はもらった歌の表現をベースに作るという原則を教える。
・継母の和歌は作者の和歌のどんな表現と対応しているか展開1で作ったキャンディーチャートを使って整理。

【展開3】作者の和歌にない、継母の和歌表現
・継母の和歌の作者の歌にない表現に気づかせる。→「ちぎりおかぬ思ひのほかの人もとふなり」はどこからきたのか。←拾遺集・巻第一春の15番歌の平兼盛の歌をふまえたものだと紹介。→継母の歌のどこと対応しているかを新たにキャンディーチャートでまとめ、継母の返歌は何を伝えたかったのかをグループごとに検討。
【展開4】継母が和歌で伝えたかったこととは?
・兼盛の歌をふまえ、継母は何を伝えたかったのかをグループごとに発表。各グループの発表を全員が共有し、さらに解釈を考えさせ、あらためて気づいたことを発表し、ふり返りで本日の気づきや発見を提出。

Powered by Helpfeel