高1 理科 JiTT授業法を用いた、波の伝わる速さについての授業 波の性質【授業案】福岡女学院高等学校 落合道夫

高1 理科 JiTT授業法を用いた、波の伝わる速さについての授業 波の性質【授業案】福岡女学院高等学校 落合道夫


基本情報
学年 / 教科高1/理科
単元波の性質
指導要領物理基礎 (2)様々な物理現象とエネルギーの利用 (ア)波 ア:波の性質
教科書会社啓林館
授業者落合道夫(福岡女学院高等学校)

単元の一部


解説動画


作成者からのアピールポイント
Just in Time Teachingという米国の教育工学で有名な授業方法が、ロイロノートの生徒一人一人の思考を可視化・共有化する機能と、とても相性が良いのでご紹介します。このように行うと文科省指導要領の言う「主体的・対話的で深い学び」を実現できることもあわせてご紹介します。

ロイロノート・スクールのnoteデータ

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【展開1】事前課題
・画像のような事前課題を授業の数日~2日前までにロイロノートの「送る」機能を使って生徒に対して提示する。
・生徒は授業前日までにこの回答を「提出箱」に提出し、その上で授業に臨む。
・教師は授業前にこれを分析し、授業ではそれへのフィードバックを中心に展開する。
・これはJiTT(Just in Time Teaching)という授業方法である。


【展開2】ディスカッション
・事前に提出された事前課題の回答を画面に提示しながら自分の考えを発表する。
・事前課題の回答をロイロノートで提示することにより、思考の可視化・共有化をする。
・これによりディスカッションが活性化する。

【展開3】実験による決着と新たな問い
・演示実験によって事前課題に決着をつけ、そこから生じる新たな疑問を提出する。
・水波投影機を用いた実験で決着をつける。答は「エ.速さを変えることはできない」であることが明らかになる。
・新たな問いかけ「ではどうすれば波の伝わる速さを変えることができるか?」の回答を、シンキングツール「Yチャート」に書き込ませる。


【展開4】新たな問いへの考えを共有
・Yチャートに自分の考えを書き込み、全員で共有する。
・友達のYチャートを見て、優れた考えは自分のYチャートに取り込む。このとき「使う」ボタンをクリックして友達の意見を自分のノートに取り込むか、または「共有ノート」を用いる。
・これらの意見から「波の伝わる速さは媒質や媒質の状態によって決まること、それを変化させると波の伝わる速さも変化する」ことを確認する。
・これらは次回授業への誘導にもなる。

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