高1 社会/地歴公民 あなたは自由と平等のどちらを優先しますか? 近代化と私たち【授業案】大阪国際高等学校 関健太郎
| 学年 / 教科 | 高1/社会/地歴公民 |
| 単元 | 近代化と私たち |
| 指導要領 | B近代化と私たち(1)近代化への問い |
| 教科書会社 | 歴史総合 近代から現代へ |
| 授業者 | 関健太郎(大阪国際高等学校) |
| 投稿日 | 2025年9月23日 |
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解説動画
作成者からのアピールポイント
概念を掴むというコンセプトのもと、生徒が自由と平等について改めて考え直すきっかけを作ることを意識しました。また、なぜその意見を持つに至ったのかという思考の流れを言語化する作業を、丁寧に順序を踏んで行うことを心掛けました。
この授業案のインポート用ノートデータ
【展開1】それぞれの立場
産業革命、アメリカ独立革命、フランス革命などの内容を扱う際にキーワードとなる「自由」あるいは「平等」という概念について、自分自身がどのように考えているか、メタ認知できるようになることを目指す。
ワーク1ではページ右側の人物A~Dの意見を読み取り、それぞれの意見に対して自分自身がどのように感じるかを記述する。
【展開2】メリットとデメリット
ワーク1の内容をふまえ、ワーク2に自由・平等それぞれのメリット・デメリットを思いつく限り列挙する。
授業時間がどれだけ確保できるか、進行がスムーズかなどにはよるが、グループワークで意見交換をする時間を摂りたい。
【展開3】なぜそう考えるのか
ワーク1で様々な環境に身を置く人がいること、様々な意見があることを確認し、ワーク2で自由と平等のメリット・デメリットを整理した。そのうえで自分はどう考えるのかをワーク3でまとめる。くらげチャートを活用して意見の構築を図る。
必ず「自由」か「平等」の一方を選ばなければいけないわけではなく、「どちらも」や「どちらかというと」などの注釈を着けても構わない。ただし、なぜそのように考えるのかが伝わるように記述すること。
【展開4】整理と自論の構築
ワーク4で授業全体のまとめ作業を行う。
どのような意見であっても、「私はこう考える」「私がこう考えるのにはこのような理由がるからである」というロジックが構築できていれば構わない。
授業時間の残り方によってはこれを宿題とする。