高1 芸術科書道 書道で感情を表現しよう 漢字の書(創作する)【授業案】日本体育大学柏高等学校 林 史恵
| 学年 / 教科 | 高1/芸術科書道 |
| 単元 | 漢字の書(創作する) |
| 指導要領 | A表現 (2)漢字の書 ウ(2)古典の線質、字形を生かした表現 |
| 教科書会社 | 光村図書 |
| 授業者 | 林 史恵(日本体育大学柏高等学校) |
| 投稿日 | 2025年9月30日 |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
「喜怒哀楽」の感情を書道で可視化するという新しい発想のもと、従来の整った文字を書く学習から一歩踏み出した取り組みです。同じ漢字一字であっても、筆圧・線質・運筆の速度・配置の工夫によって全く異なる表現が生まれることを生徒が体験的に理解できるように展開しました。
この授業案のインポート用ノートデータ
【展開1】言葉・表情・声を通して表現の多様性を実感する
アイスブレイクとして「ありがとうって言うゲーム」に取り組む。ゲームの説明を全体に共有する。まずは教員が実演し、その後ペアまたは隣の人とゲームに取り組む。
【展開2】線質のバリエーションを体感する
①半紙に6種類の線に書き分ける。
②書き終わったらグループで鑑賞し、線から受ける印象や感情を自由に話し合う。
③書いた線を感情ごとにグルーピングする。
④なぜその感情に分類したのかを考え、付箋を貼って意見交流する。
【展開3】「喜怒哀楽」を書道で表現する
①グループで好きな漢字を一つ選択する。
②「喜怒哀楽」の中で好きな感情を一人一つ選択する。
③書く時のポイントが提示されたカードを参考にしながら作品を制作する。
④作品が完成したら、タブレットで撮影し各グループの共有ノートにある喜怒哀楽に分類した表に自分の作品を貼付する。
【展開4】グループで作品を鑑賞する。他者の良さを取り入れつつ自分の改善点を見つける
喜怒哀楽に分類した表を鑑賞し、各自でグループ内のベスト作品を選択する。鑑賞ワークシートに「工夫している点や魅力、ポジティブな助言、自分の作品との比較、感想」などを記入する。
書道で感情を表現する学習のまとめとして、「この作品、どの感情?喜怒哀楽クイズ」に取り組む。