高2 社会/地歴公民 なぜ法律で最高労働時間が決まっているのか 法の意義と司法参加【授業案】神奈川県立生田東高校 神田 聡美
| 学年 / 教科 | 高2/社会/地歴公民 |
| 単元 | 法の意義と司法参加 |
| 指導要領 | 自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち 多様な契約及び消費者の権利と責任 |
| 教科書会社 | 高等学校 公共 (帝国書院・公民科) |
| 授業者 | 神田 聡美(神奈川県立生田東高校) |
| 投稿日 | 2025年9月30日 |
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解説動画
作成者からのアピールポイント
1学期に学んだ自由権と法律による規制という一見矛盾するような問いから、身近にある契約や雇用条件を通じて、自由な社会の中にも例外を設ける事の必要性を思考させました。
この授業案のインポート用ノートデータ
【展開1】今日の問いを提示する
【復習】私たち国民は基本的人権の中に「自由権」を持っている。
自由権には経済的自由もあり、意欲があれば長時間働いてもいいはず。
けれど、最高労働時間が労働基準法で1日8時間と規定されている。
一見すると自由でない現状に対して疑問を持ち、本時を通じてこの問いを解決するよう目標を提示する。
【展開2】「契約」とは
日々さまざまな場面で契約を結んでいるが、その行為には義務と権利が発生していることを理解させる。
クイズを通じて約束と契約を区別できるようにする。
【展開3】会社内で立場が弱いのは?
雇用者、労働者のそれぞれが会社内でできることを具体的に挙げる。
それぞれのできることを数え、より多くのことができる雇用者は社内で影響力があり、できることが少ない労働者は立場が弱いということを可視化して理解させる。
【展開4】契約における自由の例外
契約における例外に、立場の弱い労働者を守るために、法律で最高労働時間や最低賃金が定められている事を理解する。
今日の問いに対する答えを自分の言葉でまとめたり、本時の感想を書く。