高2 社会/地歴公民 徳川3代での幕府権力確立〜鎌倉・室町幕府との比較〜 幕藩体制の成立と展開【授業案】青森県立三戸高等学校 赤井 翔太
学年 / 教科 | 高2/社会/地歴公民 |
単元 | 幕藩体制の成立と展開 |
指導要領 | C 近世の世界と日本 |
教科書会社 | 詳説日本史(山川) |
授業者 | 赤井 翔太(青森県立三戸高等学校) |
投稿日 | 2025年2月28日 |
単元の一部
解説動画
作成者からのアピールポイント
日本史の院政期〜江戸時代成立にかけて、朝廷・武士・大名・幕府らの権威・権力がどのように移り変わっていったか、教員が説明してもなかなか理解しきれないところがある。そこで、今回は江戸幕府の権力確立の過程と鎌倉・室町幕府の歴史との比較で、生徒が自ら権力確立・権威高揚とは何かを認識できるよう、生徒の思考過程を考えた。
ロイロノート・スクールのnoteデータ
【展開1】歴代幕府の権力確立を確認
源頼朝による朝廷からの権力獲得、室町幕府成立から3代将軍・義満までの幕府権力確立を、これまでの 授業の振り返りつつ確認し、江戸幕府はどのように権力を確立したのか想像させ、本時の授業の課題に対する関心を高める。
【展開2】マンダラチャート作成
マンダラチャートに、徳川将軍が3代に渡り、将軍・幕府権力確立のために行ったことは何かをまとめる。
教員は、権威高揚とは何か、そのための有効な手段がどんなものかをこれまでの授業から生徒自身が把握できているかをここで確認する。
各自完成したマンダラチャートを提出し、クラスメートの成果物を見て自己評価やチャートの訂正をする。
【展開3】歴代武家政権との比較
マンダラチャートでまとめた内容を参考に、鎌倉幕府・室町幕府の権力確立と比較する。
権力確立の共通点、江戸幕府の優れていた点、疑問点をまとめる。
【展開4】学びの振り返り
生徒同士でまとめた内容を共有し、新たに分かったこと、改めて考えたことなどを振り返る。