中2 社会/地歴公民 『三酔人経綸問答』熱き三人の論争が描く国づくりの未来図 明治期の国際関係【授業案】沼津市立長井崎小中一貫学校 勝又 悠太


基本情報
学年 / 教科中2/社会/地歴公民
単元明治期の国際関係
指導要領近代日本と世界(イ)明治維新と近代国家の形成
教科書会社東京書籍「新編 新しい社会 歴史」
授業者勝又 悠太(沼津市立長井崎小中一貫学校)
投稿日2026年2月24日

単元全体


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作成者からのアピールポイント
歴史の学びを暗記ではなく「限られた条件下での意思決定」として捉え直し、生徒が明治政府の立場で予算編成を構想する単元設計に力を入れました。『三酔人経綸問答』という実際にその明治期を生きた中江兆民の著書から多様な国家像を比較し、根拠をもって判断・提案する過程をロイロノートで可視化し、主体的に社会を考える学びを実現しました。

この授業案のインポート用ノートデータ


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【展開1】パフォーマンス課題の提示 /明治期の世界情勢を把握する
パフォーマンス課題「明治政府の予算編成員として日本の行く道を決めよう」を提示する。
19世紀後半の世界情勢を風刺画資料から読み取る。
列強の帝国主義的拡大や日本の置かれた立場に気付き、国家の意思決定には国際的な力関係の理解が不可欠であることを捉える。


【展開2】問いの解決に向けて視点を得る
中江兆民の三酔人経綸問答を手掛かりに、洋学紳士くん・豪傑くん・南海先生の国家像を「欧米列強への姿勢」「国内の在り方」「対外政策」の三視点で比較する。
多様な選択肢が存在したことを理解し、自分の立場を考える基盤をつくる。


【展開3】問いに対して自分の考えをつくる
明治政府の予算編成員の立場で、「教育」「産業経済」「軍事」「外交」の四分野に1億円を配分する。
世界情勢や三者の国家像を踏まえ、限られた条件下で優先順位を判断し、その根拠を明確にしながら自分なりの国家像を構想する。


【展開4】自分の考えを表現する
作成した予算案を、伊藤博文総理大臣(授業者)への提案として発表する。
「なぜその配分にしたのか」「どの国家像を参考にしたのか」「どのような未来を描いたのか」を根拠とともに説明し、歴史的事象を当時の立場から主体的に判断・表現する。


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