高2 社会 開港とその影響 幕末の動乱【授業案】花園中学高等学校 伏木 陽介

高2 社会 開港とその影響 幕末の動乱【授業案】花園中学高等学校 伏木 陽介

基本情報
学年 / 教科:高2 社会, 日本史B(日本史探究・歴史総合)
単元:幕末の動乱
指導要領:結びつく世界と日本の開国
教科書:山川出版社『詳説日本史B』
授業者:伏木 陽介(花園中学高等学校)

単元の一部

解説動画


作成者からのアピールポイント
江戸時代の学習を踏まえ、様々な要因から、当時の社会状況を生徒間で総合的に分析することが出来るとともに、ジグソー法的な発想で、生徒それぞれの諸活動を相互に活かした展開が可能なプランに工夫しています。生徒から出た様々なカードをもとに授業を展開することが可能です。教科書や資料を深掘りして読んでいく習慣を身につけることもねらいとしています。

ロイロノート・スクールのnoteデータ

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【展開1】当時の国際環境・国内環境を調べよう
• 1853年から1858年の間、日本や幕府がどのような環境に置かれていたのかを授業の内容を前提に整理。
• 教科書、資料集だけでなく、様々な情報源を通じて情報を集めてカードにまとめさせる。
• 参考文献も併せて提示し資料を読み取る
• ヨーロッパの軍事力と幕府の軍事力などに着目してカードにまとめさせる。
【展開2】開国と攘夷の特徴を調べまとめてみよう
•開港と攘夷の利点と欠点についてカードに書き出す。
•Xチャートとフィッシュボーン図のそれぞれのカードを教師は配付し、項目に基づき、生徒は結果をまとめる。まとめた結果は生徒間で共有し更に理解をまとめる。
•開港と攘夷のゾーンにそれぞれカードを割り振り、白いカードには主に利点、赤いカードには欠点と思われる点をまとめる。。提示資料「大名の意見書」等も場合により利用し当時の考えを再現させる。
【展開3】図を生徒間で共有し、自分の意見をまとめる
•提出箱に提出してもらったXチャートとフィッシュボーン図の回答を共有し、他者の見解を参考に自己のシートをふりかえる。
•開港の利点欠点、攘夷の利点欠点を色々な身分の面から分析する。
•当時の諸大名の意見や現在研究者の見解などもカードに提出しても良いとアナウンスし、高度な考察の創出を期待する。

【展開4】あなたが考える幕府の判断
•ピラミッドチャートで、展開3までの内容を踏まえ、幕府の取るべき進路を整理する。
•整理の際には自分の意見を補強するためのカード・情報を集めて、並び替える。
•提出箱に提出し、互いの意見を確認する。
•周囲の意見と見合って、自分の振り返りをカードで提出する。
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