中2 社会 世界進出を目指す欧米諸国 欧米諸国における「近代化」【授業案】米子市立東山中学校 廣瀬信哉

中2 社会 世界進出を目指す欧米諸国 欧米諸国における「近代化」【授業案】米子市立東山中学校 廣瀬信哉

基本情報
学年 / 教科:中2 社会
単元:欧米諸国における「近代化」
指導要領:近代の日本と世界 (ア)欧米における近代社会の成立とアジア諸国の動き
教科書:中学生の歴史(帝国書院)
授業者:廣瀬信哉(米子市立東山中学校)

単元の一部

解説動画


作成者からのアピールポイント
歴史を学ぶ上で流れを大観することはとても大切なので、日本の外で起きていた変化がどのように日本に繋がるのかを認識させることを狙っています。この学習を行う上で、多くの情報をシンキングツールに整理し、共有ノートで効率的な調査、まとめを行えるようにしています。

ロイロノート・スクールのnoteデータ

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【展開1】基礎学習
•本時のめあての確認「なぜ欧米の国々が世界に進出したのかを考察しよう」
•ホワイトボードに映されたスライドを確認しながら、歴史の流れを確認し、歴史的事象の内容を把握する。

•南北戦争の内容においては、北部側と南部側がなぜ対立関係となったのか(奴隷の必要性とプランテーション)過去の学習などを振り返りながら問い、発表させる。
【展開2】課題の確認と情報の収集・把握
前回の授業プリントや教科書、インターネットの情報をもとに、2つのシンキングツールに情報をまとめる活動を行う。

①「産業革命後の社会の変化」について
・蒸気機関の誕生により、生産能力の向上や、輸送時間が短縮されたり、
大量輸送が可能となったことを確認する。  
・貧富の差の拡大や環境汚染の実態について再度確認し、資本主義の拡大に
よって商業が最優先の社会であったことを振り返る。

②「資本主義と社会主義」について
・資本主義と社会主義の違いを比較し、それぞれのメリットやデメリットを
確認する。
【展開3】考察
①班で話し合いながらXチャートに意見をまとめる。
話し合う際に、自分たちで作った産業革命後の社会の変化や資本主義と社会主義について
のシンキングツールを確認しながら、4つの項目を批判的にとらえさせる。

②4つの項目を批判的にとらえ、資本主義経済の拡大がどのような社会変化を招くのか仮説
建てを行い、ロンドンの社会変化と自分たちの仮説の比較を行う。それぞれの内容を批判
的にとらえた結果、その内容から「なぜ欧米諸国が世界(アジアやアフリカ)に進出した
か」の理由を考え、話し合ったのち全体で考察した内容を共有する。

③どの国がどの地域に進出したのかをフィッシュボーンにまとめ、二つのシートをつなげて
提出箱に提出する。
【展開4】まとめ・ふり返り
①本時の学習のめあてに対するまとめを作成する。

例)産業革命が起き、資本主義社会が広がった。利益を優先したため、様々な
社会問題が発生した。また、大量生産のための原材料の確保や、販売先の確保のために欧
米諸国がアジアやアフリカに進出し、自由貿易を求めた通商交渉や、武力による制圧によ
る植民地化が起きた。

②スムーズにまとめが作成できた生徒は、本時の内容をプロット図にまとめ、歴史の流れを
大観できるようにする。

③まとめを記入したワークシートを提出。プロット図ができた生徒は提出箱に提出をする。
提出箱を共有化し、ほかの生徒のプロット図の情報を共有する。

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